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  敬愛するエーリッヒ・ケストナーの名作「飛ぶ教室」より名前を拝借。Das fliegende Blog 、略して「飛ぶログ(?)」。 成田けいの他愛もない日常をぽつりぽつりと綴ってみます。記事の内容と掲載日時は必ずしも、というかほとんど合致しませんので、ご了承くださいませ。
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実はもう半年も前、季節は冬、2月の話です。しかもその1です(笑)。
何年かぶりに、高校時代の友人たちと旅行してきました。

「寝台特急サンライズ出雲に乗って、出雲大社に参ろう!」という話でなぜだか盛り上がり、即決定。
出雲大社修復中だけどね、そんなことは気にしない。ノリが良くてうれしいです。

めちゃめちゃ人気とやらのサンライズのチケットは発売日に友人Sがゲットしてくれて。
旅に詳しい幹事Kくんが宿やらレンタカーやら予約してくれて。
私はただガイドブックを買っただけ、の準備で当日を迎えたのでした。
らくちーん、感謝。
生まれて初めての寝台車、心踊る!!!

しかしですね。ご存じの方は当然のことなのですが、このサンライズ出雲、名古屋には停まりません。
え、じゃあどこで乗るの!?
浜松です。浜松を深夜1時に出るのです。
名古屋から浜松にいったん出て、サンライズに乗って再び名古屋方面へ進むという…無駄にも思えますが停まらなきゃあ仕方ありません(泣)。
始発駅の東京で2人、静岡で2人、浜松で2人(私と友人S)が乗り込んで、計6人が車内合流という作戦。これもなかなか楽しい。

いよいよ当日。名駅で友人1人と合流して、浜松までJR1本でゴトゴト。
サンライズには食堂車も車内販売もないので、浜松に着いたらコンビニで朝ごはんを買いこみました。
先に乗ってる東京組からは「いまラウンジで飲んでて、隣の客と意気投合!」「騒ぎすぎて車掌に怒られた」という浮かれまくったメールが続々届きます。
ロイホに移動しておしゃべりしながら時間潰し。
静岡組からも「無事に乗ったよ」メールが。いよいよあとは私たちだけ!
乗車時間まで30分もあったけど、「早めがいいよね」と、改札へ。

そこで事件は起きました。
切符を駅員さんに出したら。
「これ、昨日の切符ですよ」
一瞬意味がわかりませんでした。
「は?え?」
駅員さんが切符の日付を見せながら。
「これ○日ですよね?いまは●日なんですよ」
そうなんです!!
たとえば東京を1日に出発したら、浜松では12時を越えるので2日の乗車になるわけです。
そこまで意識して切符を買うわけはなく、「1日夜のサンライズをください。浜松から乗ります」と言って買うと前日の切符になってしまう危険があるのです。今回まさにこれにハマってしまった。
頭まっしろな私たち二人。
若い駅員さんの後ろからベテランの駅員さんも出てきて切符を見る。
この切符は使えないなあ、という空気が漂う。
買ってくれた友人が横で「ごめーん、ごめーん」と固まっているが、ここで非を認めたらサンライズに乗せてもらえない!と思った私は、なんとか食い下がる。
「でも、金曜の夜乗るって言って、買ったんですよ」
そんな話はまったく聞いてないのだが、そうだよね?と友人の顔を見やる。
友人も「そうです、そう言いました」と、ナイスアシスト。
(だからそれが浜松では昨日なんだってば、という心のツッコミは聞かないことに。)
「なんとか乗れませんか!?」
と必死な様子を見て、駅員さんがサンライズの車掌さんに空きがあるかを確認してくれることに。
どうやら普通の電車や新幹線自由席と違って、空きがなければ乗れないっぽい。

この時点で列車到着まであと20分ほど。
「一番安い席なら空きがありそうですが、どこが空いているのか正式に確認してまた連絡がくるそうです」との車掌からの返事が。ひとまずホッ。
しかし、サンライズは前述のとおり発売日に売り切れる人気列車。本当に空きがあるのだろうか…。不安は消えない。
じっと待つがなかなか車掌からの連絡が来ない。
その間に乗車中の友人たちに状況をメール。旅の浮かれムードが一気に引き締まったことだろう、すまん。

残り10分ほどになるが、連絡がないので駅員さんが通信しようとするがなかなかうまくつながらない。
いまいち空きがあるのかハッキリしないまま、5分を切り、3分を切り、いよいよサンライズが浜松にくるアナウンスが入る。
駅員さんから「とりあえずこれ(切符)持って、中で車掌と交渉してください!」と送りだされ、「ありがとうございましたー!」と
旅行鞄持って階段をかけのぼる。
ハアハアと肩で息をしていると、ホームにサンライズのまぶしい明りが入ってきた。

乗れた!とにかく列車には乗れたのだ!
ラウンジで友人たちが心配してくれていた。ごめんよーみんな。ありがとーみんな。
さて席はあるのか?
不安だったが、車掌さんに会うと一番安いシートを提供され、切符も書き換えてくれた。
とにかくこれで正式な乗客になれた!安堵である。
提供されたシートは雑魚寝スペースというか、でも各個人スペースに区切られていて、カーテンもあるし、枕元は目隠し壁もあります。隣にいびきのひどい人が来なければそんなに不都合なし。毛布1枚なので、じゅうたんの床が寝るにはちょっと硬いけど。
ちなみに東京組の友人の個室も見せてもらったが、こちらは布団あり、充電もできるし、完全プライベート空間。
切符を手配してくれた友人Sはランクダウンにかなり恐縮していたけど、これはこれでむしろ私のイメージしていた寝台列車に近くてちょっとワクワクしたりして。
それでも友人Sとは「今度はデラックスツインで行こう!」とリベンジ旅を誓ったのでした。

ちなみに。
幹事のKくん情報だと、サンライズ出雲は車両更新しないそうで。
いま走っている車両が壊れちゃったらサンライズ出雲はそれでなくなるそうです。
いま飛行機のご時世だから、新車両作るほど採算が取れないんでしょうかねー。
カシオペアとかは人気ですけど、あれくらいキャラ立ちしてる列車にしないと生き残れないんかな。
なんにせよ、なくなる前にリベンジ旅せねば!!
みなさんも行くならいまですよー!


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嬉しい~
待っていました出雲旅行記!嬉しいです。
そして、乗車前から、大変だったのね…。続きも楽しみにしています。
まみまみ EDIT
at : 2013/08/21(Wed) 17:09:14
お待たせしてます
気長に待ってやってください。なんとか書き切ってみせますから(笑)。

先日、子供たちとピーターパンのDVD見たら、声、岩田さんなのね。私、知らなくて。なんかすっごく得した気分でした♪
なりけい EDIT
at : 2013/10/06(Sun) 00:48:42
えっ!
その2もありがとう~。

そしてピーターパンの吹き替えが岩田さん?。私も知らなかったです。観なくてわ!
まみまみ EDIT
at : 2013/10/06(Sun) 07:17:28
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