敬愛するエーリッヒ・ケストナーの名作「飛ぶ教室」より名前を拝借。Das fliegende Blog 、略して「飛ぶログ(?)」。
成田けいの他愛もない日常をぽつりぽつりと綴ってみます。記事の内容と掲載日時は必ずしも、というかほとんど合致しませんので、ご了承くださいませ。
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←昨日と打って変わって超いい天気っ。太陽が眩しい!心が騒ぐぜ!!
湯豆腐つきの和朝食をのんびり食べたら、大女将に見送られながら宿を出発です。
宿jから内宮へは自転車でたった1時間ほど。と見積もって、でもおかげ横丁で昼食を食べたい私達は、わざと寄り道して時間を稼ぐことに昨夜の作戦会議で決めていました。
その寄り道ルートは………外宮一周!
地図を見るとぐるりと外宮の周りを道が囲んでいるのです。
これはそそられるぅ。
ところが。
ぐいぐい漕いでいたところ、途中から舗装道が消え、なにやら道は森の中へ。
いや、神宮ですからね、そりゃ山に入るのは承知の上。ですが。
おかしい。外宮を左に進んでいたのに、道は逸れてどんどん右へ。
すると別れ道になっている。こんなの地図に載ってないよーと頭を悩まして、少しでも外宮に近づこうと左を選択。
しかし、ついにこんな←トレイルばりの山道に。しまいにゃ自転車かついで登ったり下りたり…さすがに???
ぐるぐる回ってようやくたどり着いたそこは…さっきの分かれ道!
なんだか狸に化かされたような気分で、やむなくもと来た道を下山。
外宮入口に着くころには、結果的に1時間ほど経っていました。まあ結果オーライで、かな?
(帰ってから、邪魔になるからと持って行かなかった地図の拡大部分を見たらちゃんと道は途中で消えていた。なんじゃそりゃー!)
今日も試練を受けながら、道はお伊勢さんへと続く、そして冒険も続く!
じゃーん。ここが今夜泊まる宿「紅葉軒」だ!
→「紅葉軒」と看板に書いてあるのだが。これまた見えない…。
自転車を玄関先に置かせてもらい、いざ中へ。
事前に予約した貸切風呂の時間までしばらくあるので、部屋で休むことにした。
ここが今夜のお部屋です!→
「いやー和室でしょ、旅は!」とわけのわからんことを言いながら部屋になだれ込む私。海外はどーすんだ海外は。
でも本当に和室いいんですよ~自転車の旅は。疲れたあとに畳に大の字に倒れこめるってありがたーい。ベッドじゃそうはいきません。
←お部屋にあったお茶菓子。袋を開けると…。
←なんと貝に真珠が♪
伊勢らしい素敵なお菓子です。
玄関先に置かれた相棒たち→。
今日はお疲れ。ゆっくり休んで、明日もがんばろうな!
お風呂は貸切でゆっくり入り…たかったのだけど、浴槽のお湯がなぜか焚きっぱなしで、あ、あ、熱ーーーい!冷めないのはありがたいのだけど、入ってるとどんどん熱くなって、気分は熱湯コマーシャル。いつまで耐えるか…みたいな。水で埋めて適温にしながらなんとか入って、出たときには体ほっかほか。これで寒風に冷え切った手も脚も復活です。
風呂上りの楽しみは当然夕食とビール♪夕食は部屋でなくお店の方でいただきました。
案内された席からは窓の向こうに愛車が見えて、相棒と一緒に夕食をしているような気持ちになれた。偶然なんだろうけど、若女将(たぶん)のはからいに感謝。
で、1日目無事終了ということで「乾ぱーい!!」
料理は品数も多く、和洋折衷でなかなか楽しめるメニュー。特に鯛の兜煮(鯛の頭を丸ごと煮付けたもの)が印象的。ユカイは「鯛の中の鯛」(鯛の形をした骨)を見つけていた。(わからない人は美味しんぼ参照、とのこと。)私は見つけられずなんだか悔しい。その代わり(?)、これでもかというくらい骨をバラバラにして身を食べつくしてきた。最後の天ぷらを食べ終わるころには「苦しい…」。お腹いっぱい夢いっぱい。あーおいしかった、ごちそうさまでした。幸せ~。
←宿の廊下にに吊ってあった灯り。かわいかったのでついパチリ。
部屋に戻り、翌日のルートを確認したら早々に就寝。体力回復せねばならんからねー。
布団にもぐって目を閉じると自転車で走っている感覚が甦る。瞼の裏に映像が。足の裏に振動が。まだ私の体はライドを楽しんでいるようだ。どうか明日もいい旅ができますように…。
いよいよ夜が明けたら内宮目指して、冒険は続く!