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  敬愛するエーリッヒ・ケストナーの名作「飛ぶ教室」より名前を拝借。Das fliegende Blog 、略して「飛ぶログ(?)」。 成田けいの他愛もない日常をぽつりぽつりと綴ってみます。記事の内容と掲載日時は必ずしも、というかほとんど合致しませんので、ご了承くださいませ。
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07-07-12_11-48.jpg←太平洋ともこれでおさらば。結局最後まで灰色の海だったけど、名残惜しい。07-07-12_11-48~00.jpg


いまからあの雲の彼方へと登っていくのです。がんば!→


知床峠頂上まで標高差約750m、距離約16km。この旅唯一にして最大の登りです。
と書いたけど、実際に登ってみるまでどんな坂なんだかピンと来なかったんですけどね。

登り始めて早々に鹿と出会い、しかもじっと見詰め合う。幸先良いなあ、ふふ。
勾配はびびってたより緩く一定だった。確かにかなり速度は落ちるし、けっこう踏まないと進まないけど、逆に「踏んでりゃいつかは着くな(当たり前だ)」と思えるくらいのもので、ちょっと胸をなでおろす。「来るんじゃなかった!」というような坂でなくて本当に良かった。

07-07-12_13-07.jpgときおりバイカーやチャリダーとすれ違う。彼らはもう峠を越えて来たのだ。私が峠を超えるのは何時間後だろう…そんなことをぼんやり考えながら軽く手を上げ挨拶を交わす。
ずっと踏み続けているうちに、体がホカホカして汗が滲み出した。防寒用に着ていたレインスーツをたくし上げる。腕や脚に触れる空気が冷たくて気持ちいい。それもつかのま、すぐに全身がまた熱くなる。上行くころにはどうなっとんやー。

まだ追い越されてないよなー…と思っていたら、バイクの音が後ろから聞こえた。もしや!振り向くと、赤と白と緑色のカラーリングのバイクが見えた。やっぱり!宿で一緒だったおにいさんだ!彼が手を上げた。私も大きく手をあげる。あっという間抜かされ、すれ違った後も私たちはブンブンと大きく手を振り合い、そのうち彼は坂の向こうに消えていった。
会えて良かった。まるみにいる間に抜かされてしまったかもと思っていたから。こういうの、旅っぽくてうれしい。
(もしかしたら彼もまるみで食べていたのかしら…)

途中、草の中に座り込んで補給食を食べる。旅のお供はカロリーメイト。フルーツ味が一番好き。最近出たポテト味は「お菓子なの?スナックなの?主食なの?」という不思議さ。まずいわけでなく。
一息ついて、ボーッと景色見ながら食べてるときって結構幸せ。

峠まで3分の1くらいを走ると若干斜度が上がり(たぶん)、つづら折りの坂になる。両脇に広がっていた白樺の森林も、だんだん樹木の高さが低くなっていく。そして気温も。
途中ですれ違ったバイカーさんに声をかけられた。
バ「寒いねー」
私「寒いすねー」
バ「上(=頂上)はもっと寒いよ!」
彼は分厚いバイクジャケットを着ているにも関わらず、凍えているような表情だった。寒風に吹きつけられ下ってきたのが相当堪えているようだ。
「マジですか!?」と驚いてみせたが、私は内心「それはありがたや」とつぶやいた。すでに1時間以上上り坂をこぎ続けているのだ、体はホッカホカ通り越してあっちんちん状態に。

07-07-12_14-16.jpgさらに1時間以上つづら坂に堪え、峠付近までやっと来たときにはなんと雪が!→
そりゃ寒いわけですよ、雪が溶けずに残ってるんですから。冷たい空気が体を冷やしてくれるようになったので、脱いだ上着を再びまとう。
そしていよいよ最後の登りに向かってアタック!
ギアを重くして立ちこぎを始める。たとえ力尽きてもあとは下るだけだ、そう思うとグングン踏んでいける。さっきまでゆっくり動いていた景色が見る間に後ろへ消えていく(あくまでイメージです)。
カーブを曲がるとその先に観光バスや人が見えた。そこからは少し下って最後に軽い上り。最後まで踏み切って「知床峠」と書かれた標識の真下にゴール!!
3時間の長い登り。自分で自分に山岳賞をあげたい、と思った。07-07-12_14-28.jpg

車で来た人が「自転車で来たの?すごーい」と声をかけてくれる。
えへん、と誇らしい気持ちになる。でも本当は誰でも自転車で登れるんですよ!と教えてあげたかった。自転車のいいとこは年齢や運動神経を選ばないとこだと思うのです。

←頂上からの景色。く、雲で見えないー(泣)。
手前の青いプレートによると北方四島が見えるはずなんですが…。
羅臼岳もすぐ横に見えるはずが、雲に隠れて見えず。
晴れていたら絶景が楽しめたんでしょうけど、天気ばかりはしょうがないですね。

上りがあれば下りがある!ということで、下りへ続く。









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モスのラッシーは世界一優しい飲み物だと思う。




この間、みくりめぐみ先生の個展を見に行ってきました。先生の絵は私をほんわかさせてくれました。会場には先生もいらっしゃって、絵と同じようにほんわかしていました。また個展があったら見に行きたいです。





今日もどんよ曇り空。
昨夜真っ暗闇で見ることのできなかった太平洋と国後島を右手に見ながら、国道を知床岬の方へと進む。国後島は前から見るのを楽しみにしていた。私の中では、青空の下に壮大な国後島があり、キラキラと海面は輝b6bddabdjpegいて、カモメと一緒に走る私…。
なのに、海は灰色、島は雲に霞みがち…。うーん、イメージと違うっっっ(悲)!景色は“日本海”だし、相変わらず寒いし、今日も快適なライドはできそうにないな~と早くもあきらめモード。
30分ほど走ったところでコーヒーを買うため自販機に立ち寄る。「あったか~い」を探すが…当然ないわな。代わりにこんなもの見つけました。
←北海道限定、知床半島ジョージア!
おおーさすが世界遺産!て思ったけど、これむしろ北海道以外の所でやったほうがいいんじゃないですかねえ。日本の中の世界遺産シリーズとか銘打って、白川郷とか屋久島とかとタイアップして、観光をアピールするっていう…まぁどうでもいいか。あんまり観光地化されてしまうのも寂しいですしね、世界遺産は遠くから見守るくらいでちょうどいいのかもしれません。いまから登るんですけどね。

885c9c01jpeg宿を出て1時間ほどで、海鮮料理で有名(らしい)な「まるみ」に到着。ここは知床“通”のフローレスともこさんに教えていただいたお店。
朝食を食べてからまだ1時間半しか経っていないのに食事はちょっと無謀かなーと思いつつ、しかし魚貝類好きの私としては外すことはできない。ここはいっちょ味わおうぞ!と暖簾をくぐる。
迷わずともこさんオススメの「いくら丼」を注文。そのでかいこと!
←いくらでご飯が見えにゃーい。
いくらの海に溺れそうになりながら必死で食べる。うまい~が、やはり朝食の分だけ入らない。どうしても全部は食べれなかったけど、かなりがんばりました。残してごめんなさい、次は絶対腹ペコで来ますっ。
左下に見えてる蟹汁もだしが効いててメチャおいしかったよー♪

お腹の燃料タンクをパンパンにしたところで、いよいよ知床峠の入口は目の前。左手には知床連山、国道はその中へ突き刺さるように左へ大きくカーブしていく。別れてまっすぐ行く道もあるけど、進んでも岬へは立ち入りが許されていない。つまり、いつかは行き止まりになるってこと。オホーツク海側に出たければ、この峠を越えるしかない!
果たして無事山を越えられるのか?矢作ダムライドの成果がここで試される。

待て次号。



070811_1115~01.jpg

チームタンデム夏の陣。
冬のお伊勢参りツーリングから半年、先日真夏の京都を走ってきました~。



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←鴨川にて。
ピーカンの京都は死ぬほど暑い!
しかし川沿いの小道に下りると、上の道路より断然涼しい。水は偉大だ。


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←和菓子屋「出町ふたば」。
お目当ての大福を買うため行列に並ぶ。
買って、家で食べたらめちゃんこうまかった!!




070811_1234~02.jpg

←賀茂川をさらに北へ。
大福ゲットで気を良くし快走中。
たらりら~ららら~♪





070811_1301~01.jpg

←大徳寺門前。
境内を駆け抜けました。


07-08-11_13-29.jpg


←大徳寺近くの「おはりばこ」で買ったヘアピン。
和布で作った千鳥がついている。

後ろの手ぬぐいはレンタサイクル屋でゲットしたもの。
模様にひとめぼれして。




07-08-11_13-42.jpg


←カフェ「さらさ」でランチ。
これはアボカドトマト月見丼。ヘルシー☆
銭湯を改造したおしゃれなカフェでした。



070811_1427~01.jpg

←京都御所。ひろーーーい。
ほんとに自転車で走っていいからびっくりですわ。
砂利にわだちができてますから。







070811_1601~01.jpg

←八坂神社はなにやら修復中。
しかし、しっかりお参りしてきましたよ。


070811_1700~01.jpg


←三十三間堂。
拝観したのは高校の部活の夏旅行以来です(数えるのが恐ろしい)。
国宝圧巻。




070811_1720~01.jpg

←レンタサイクル屋さん。
自転車を返して散策も無事終了。
やー暑い一日だった。


070811_1931~01.jpg

←乗り継ぎの合間の立ち食いそば。
注文から食べ切りまで、10分間1本勝負!
(ちゃんと勝利を収め、電車に乗りましたよ)





桜や紅葉のシーズンに行けたらもっと素敵ですけどね。
太陽に焼かれながら汗だくで走るのも、おつなもんでした。



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