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強風の中走って走って…、川を超えたあたりで雨粒がぱらつきビビる私。そんなー!遠くには青空が見えるのに!!
からくも雨降りだけは免れているが、どっぷり曇りの寒々しい天気に。そして河口のあたり、さびれた漁業共同組合のビルが建つ寂しげな道に迷い込み、戻ろうとしたとき、「やっぱりブレーキがおかしいっ」とユカイウィングからSOS。走行中にシューがリムに当たってしまい、手で直してもブレーキを引くと戻ってしまうのだ。
…やべーオナゴじゃけん、駆動系は弱かばってんよ。パンク修理キットしか持ってにゃい~。
仕方なくアーレンキーでテキトーにいじってみる。「ここを緩めるとここが動くはずだから…」。寒風吹きすさぶ中、慣れない手つきで悪戦苦闘。
なんとそこに、救世主登場!!こんな寂しい道になぜ…と目を疑うほど、バッチリキメキメのロードマンが颯爽と現れた!そして私と目が合う!(←妄想?)
お兄さん(と言っても絶対年下)は「大丈夫ですか?」と声をかけてくれ、私が「ブレーキがおかしくて。ここを直せばいいかと…」と言うと、どれどれと覗き込み、「あ、そこじゃないですよ」と直そうとしてくれるじゃないですか!そして「あ、声かけといて、工具持ってないや」というお茶目な一面も。そんでもってユカイの持っていたドライバーでちょちょいと直してくれたのです!これには私達二人大感謝!!「ありがとうございます!!!」×2!!その活躍ぶりは、冬ソナで放送機材の配線を直したときのヨン様並み!!
話を聞くと彼はプロではないものの、ちょくちょくレースに出場していて、今日は練習で走っていたのこと。これからパールロードを走って松阪に帰る途中だったらしい。「練習キライなんですけどね」と笑った表情が眩しすぎるぜっ。
真オレンジ色の鮮やかなロードバイクに跨った彼は、爽やかな笑顔を残しまた颯爽と消えていきました。その後ユカイは彼を「パールの君」と呼び、私は密かに心の中で「レーパンはいた王子様」と呼んでいた。
救世主のおかげでたいしたトラブルにもならず、無事自転車の旅を続けることができました。実際、今回の旅行の中でトラブルらしいものはこれ一つきりだった。ありがたい。
そんな幸運にも恵まれ、「なんてツイてるあたしたち♪」気分で冒険はまだまだ続く。