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  敬愛するエーリッヒ・ケストナーの名作「飛ぶ教室」より名前を拝借。Das fliegende Blog 、略して「飛ぶログ(?)」。 成田けいの他愛もない日常をぽつりぽつりと綴ってみます。記事の内容と掲載日時は必ずしも、というかほとんど合致しませんので、ご了承くださいませ。
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7d5c8807jpegさて。
旅の余韻をちょっと紹介。


左上:旅館紅葉軒のタオル。

真ん中:伊勢うどん。おかげ横丁でテイクアウトしたあれです。

右下:赤福2個入り。リュックの中で天地逆転したりしたはずなのに、波模様はつぶれてなかった。おおー…。

真ん中下:二軒茶屋餅3個入り。こちらはちょっとペタンコ気味だったけど、うまさに変わりなし。


以上、今回の伊勢旅行でゲットしたものでした。お土産はあまり買わないタチだけど、さすがにリュック一つじゃ持ち帰りに限界があって残念。買えなかったものは買ったことにしてココロにしまっておきます。


翌朝。e92012ddjpeg

タイヤを触ってみると後輪の空気が完全に抜けていた。

チューブを外して調べたら、目では見えない小さな小さな穴が開いていた。

実はすごいがんばって走ってくれてたみたいだ。旅が終わるまで耐えていたのかもしれない。

感謝しながらパンク修理もまた楽し。次はどこへ行こうかね。

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2fca9235.jpg船の上です。

そうです。港に着けたのです。フェリーに乗れたのです。
自転車の旅は何事もなく無事に終わったのです。

ありがとう鳥羽。
ありがとう伊勢。

目の前を飛行機が飛んでゆきます。セントレアへと降りていきます。
私達ももうすぐ港に着きます。そしたら本当にこの旅は終わります。

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ああ着きました。次々と車が飛び出していって、船底はからっぽ。私達は一番最後です。

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船を出ると外は真っ暗でした。
振り返って駐車場から見たフェリー。君もお疲れだね。


車に自転車とリュックを乗せ、家路に着く。あとは安全運転で帰るだけだ。

家に帰ってサイクルコンピュータを覗くと、55.43kmの表示。
二日間でこの距離じゃツーリングと呼ぶにはちと少ないけど、のんびりゆったり寄り道大好きな私達の旅にはちょうどいいくらいでした。

冒険は、終わった。

d3f962fdjpeg旧街道を走ること30分程度(←たぶん。前のことすぎて記憶が薄れつつある…)で、内宮の気配をひしひしと感じ始めます。看板とか、交通量がいかにも増えてきたりとか。
いざ本丸、の前に猿田彦神社に寄って軽くお参り→。
ここですでに気配が昨日と違う。人が多いってだけでなく、いかにも観光客な気配がするのです。みんな浮き足立っている、と言いますか。「あそこ」は近いなと肌で感じる。

猿田彦神社を出たら、内宮前のメイン道路に出る。と、「なんじゃこりゃ!」
渋滞です。駐車場待ちの車、車、車…。
その横をススーと走りぬけ、内宮入口に着いてびっくり。こちらもものすごい数の人、人、人…。
4b6d2912jpeg連休初のピーカン、しかも建国記念日の翌日。伊勢神宮もおかげ横丁も参拝客で大賑わいです。


←人の切れ目を狙って撮った写真。奥に見えるのが鳥居。


自転車を駐輪場に置いたら、まずは参拝。境内へと足を踏み入れる。14ac8082jpeg

流れ行く人波に身をまかせ、砂利道踏み踏み本殿へ。
本殿前には石段があって、それを上らないとお参りができなのですが。
「上れない!!」
石段にはびっしり人の列が。お参りゾーンは遥か上のほう→。

私「どうする…?ここで時間食うと昼ごはんが厳しいけど」ae4311bbjpeg
ユ「んー、せっかくだからお参りしましょう」

1~2分に1段上りながら、待つこと20分くらい。
鳥居がもうそこに、あとちょっと!→

とうとう本殿に着いたときには30分近く経過。
ここでも旅の安全を祈り、人の幸せを祈り、自分の幸せも祈り…ちょっと欲張りかな。
これで旅の目的は果たした!しかし時間もロスった!急げおかげ横丁!

横丁は人の波、波、波。あんな狭い道路に人がごった返してるのは、修学旅行の竹下通り以来か。
土産物屋を物色しながらお目当ての伊勢うどんやへ。しかしここにも列が。店の人に尋ねると「20分待ち」の答え。さっきの石段が響いて、そんなに時間はかけられないっ。
5c0df2d1jpegやむなくお土産用伊勢うどんをゲットして、お腹はチーズ棒で満たすことに。

←これがそのチーズ棒。
あったかモチモチはんぺんの中に、とろり柔らかチーズが……美味!!

ユカイ非常用の無印スイートポテトバウムもいただいて、お腹はちょうどいい具合にチャージです。
昨日買うと心に決めた二軒茶屋餅はもちろんゲット。そして、やっぱりここに来たら買ってしまった赤福。もうリュックはパンパンですわ。

あとは旅の終わりへひたすら自転車をこぐのみ。f40c4a48jpeg

←内宮を流れる五十鈴川に沿って、海へと向かいます。
目指すは鳥羽、フェリー乗り場。どこまでも突き抜ける青空が気持ちよい。

自転車のいいところは、こいだ分だけちゃんと前に進むことだと思います。
誰にも認められなくても、誰かに評価されなくても、自分の足でペダルを踏めば必ず進んでくれます。
もちろん思うように進めないときだってある。雨とかパンクとか。それだって、自分の情報不足・メンテナンス不足の結果。誰の責任でもない。
それに、レインスーツを着てこげばいい。パンクだって直せばいい。そしたらまた自転車は私を乗せてくれる、前に進んでくれる。そうやって進んだ距離は自分に自信をくれる。

ときどき、自転車をこいでるとき、「あ、こいつ(自転車)喜んでるな」と感じるときがある。
そういうときは、道の上を飛んでいるように思う。自転車と一体になれてると思う。
その瞬間は死ぬほど幸せ。
今回の旅では、1回だけあったな。


ピナレロに乗ったおじさんに抜かれる。途中の橋で抜き返す(おじさん休憩中)。晴れてよかった。

8d315bc6jpegめちゃんこ青い空。そしてそこに輝くのは黄金の天守閣!→
そう、伊勢戦国時代村の横を通ってきました。にゃんまげには会えなかったけど!


海沿いに出たら、あとは鳥羽まで昨日とは反対方向にひたすら進むのです。
途中マコンデ美術館というアフリカ民族の美術館に首をかしげながら、港へ向かってペダルをこぐ二人。

はたして無事フェリーに乗れるのか?
最後まで冒険は続く。







c689a51bjpegおっはよー!
←昨日と打って変わって超いい天気っ。太陽が眩しい!心が騒ぐぜ!!

湯豆腐つきの和朝食をのんびり食べたら、大女将に見送られながら宿を出発です。
宿jから内宮へは自転車でたった1時間ほど。と見積もって、でもおかげ横丁で昼食を食べたい私達は、わざと寄り道して時間を稼ぐことに昨夜の作戦会議で決めていました。


その寄り道ルートは………外宮一周!
地図を見るとぐるりと外宮の周りを道が囲んでいるのです。
これはそそられるぅ。301cb6bdjpeg


ところが。
ぐいぐい漕いでいたところ、途中から舗装道が消え、なにやら道は森の中へ。
いや、神宮ですからね、そりゃ山に入るのは承知の上。ですが。
おかしい。外宮を左に進んでいたのに、道は逸れてどんどん右へ。
すると別れ道になっている。こんなの地図に載ってないよーと頭を悩まして、少しでも外宮に近づこうと左を選択。
しかし、ついにこんな←トレイルばりの山道に。しまいにゃ自転車かついで登ったり下りたり…さすがに???
ぐるぐる回ってようやくたどり着いたそこは…さっきの分かれ道!

なんだか狸に化かされたような気分で、やむなくもと来た道を下山。
外宮入口に着くころには、結果的に1時間ほど経っていました。まあ結果オーライで、かな?
(帰ってから、邪魔になるからと持って行かなかった地図の拡大部分を見たらちゃんと道は途中で消えていた。なんじゃそりゃー!)

今日も試練を受けながら、道はお伊勢さんへと続く、そして冒険も続く!
5cf46140jpeg3c547ef7jpeg外宮を出てケッタで走ること5分。途中、ネーミングに惹かれて月読神社に寄り道しつつ、無事宿に到着。


じゃーん。ここが今夜泊まる宿「紅葉軒」だ!
→「紅葉軒」と看板に書いてあるのだが。これまた見えない…。


自転車を玄関先に置かせてもらい、いざ中へ。
事前に予約した貸切風呂の時間までしばらくあるので、部屋で休むことにした。

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ここが今夜のお部屋です!→
「いやー和室でしょ、旅は!」とわけのわからんことを言いながら部屋になだれ込む私。海外はどーすんだ海外は。

でも本当に和室いいんですよ~自転車の旅は。疲れたあとに畳に大の字に倒れこめるってありがたーい。ベッドじゃそうはいきません。

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←お部屋にあったお茶菓子。袋を開けると…。

33719544jpeg
←なんと貝に真珠が♪
伊勢らしい素敵なお菓子です。

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玄関先に置かれた相棒たち→。
今日はお疲れ。ゆっくり休んで、明日もがんばろうな!


お風呂は貸切でゆっくり入り…たかったのだけど、浴槽のお湯がなぜか焚きっぱなしで、あ、あ、熱ーーーい!冷めないのはありがたいのだけど、入ってるとどんどん熱くなって、気分は熱湯コマーシャル。いつまで耐えるか…みたいな。水で埋めて適温にしながらなんとか入って、出たときには体ほっかほか。これで寒風に冷え切った手も脚も復活です。

風呂上りの楽しみは当然夕食とビール♪夕食は部屋でなくお店の方でいただきました。
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案内された席からは窓の向こうに愛車が見えて、相棒と一緒に夕食をしているような気持ちになれた。偶然なんだろうけど、若女将(たぶん)のはからいに感謝。

で、1日目無事終了ということで「乾ぱーい!!」
料理は品数も多く、和洋折衷でなかなか楽しめるメニュー。特に鯛の兜煮(鯛の頭を丸ごと煮付けたもの)が印象的。ユカイは「鯛の中の鯛」(鯛の形をした骨)を見つけていた。(わからない人は美味しんぼ参照、とのこと。)私は見つけられずなんだか悔しい。その代わり(?)、これでもかというくらい骨をバラバラにして身を食べつくしてきた。最後の天ぷらを食べ終わるころには「苦しい…」。お腹いっぱい夢いっぱい。あーおいしかった、ごちそうさまでした。幸せ~。
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←宿の廊下にに吊ってあった灯り。かわいかったのでついパチリ。



部屋に戻り、翌日のルートを確認したら早々に就寝。体力回復せねばならんからねー。

布団にもぐって目を閉じると自転車で走っている感覚が甦る。瞼の裏に映像が。足の裏に振動が。まだ私の体はライドを楽しんでいるようだ。どうか明日もいい旅ができますように…。

いよいよ夜が明けたら内宮目指して、冒険は続く!



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